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放射性物質の動き-河川Radioactivity Dynamics in River System

(2015年 更新)

湖底の底質を除去しない限り、湖水中の放射性セシウム濃度は高いままではありませんか。<底質中の濃度の経時変化>

福島県・真野ダム(はやま湖)の調査事例では、ダムに流入する放射性セシウムの大部分はダム湖底に蓄積する状況にありますが、それによって湖水中の放射性セシウム濃度が増加する傾向は認められません。

図1 真野ダム(はやま湖)の調査地点

  • 採泥コアの137Cs濃度と中央粒径の鉛直分布)

    図2 採泥コアの137Cs濃度と中央粒径の鉛直分布
    (2014年秋(①,②)2015年春(③)採取)

  • 湖表層水と底層水の溶存態137Cs濃度(2015年採取)

    図3 湖表層水と底層水溶存態137Cs濃度(2015年採取)

  • 真野ダム湖では福島第一原子力発電所事故後初期に底質へ最も多く放射性セシウムが蓄積したと考えられます。
  • 流入する土砂の放射性セシウム濃度は低くなっており、濃度の高い層の上に堆積していきます。
  • 多くのダム湖は、その貯留機能によって上流域から流出した放射性セシウムの下流域への移動と再集積を妨げる役割を担っています。