林野火災の影響(2017年十万山林野火災の事例)Case of Juman Mountain Forest Fire in 2017

(2017年 更新)

火災前後で河川や沢水の放射性セシウム濃度に差はありますか。その時間的な変化はどうでしたか。

火災地付近の渓流が流れ込む河川のモニタリング結果から、平水時においては、河川水の放射性セシウム濃度が火災の前後で大きく変化することはありませんでした。

火災地およびモニタリング地点

図1 火災地およびモニタリング地点

  • 火災地の周辺では、2016年から、河川水に含まれる放射性セシウム(懸濁態および溶存態)のモニタリングを実施しています。
  • 火災前後で河川水の放射性セシウム濃度(懸濁態および溶存態)を比較した結果、季節変動による濃度の変動はみられましたが、火災によると考えられる変化は見られませんでした。

火災前後の河川水中放射性セシウム濃度-高瀬川火災前後の河川水中放射性セシウム濃度-前田川

図2 火災前後の河川水中放射性セシウム濃度