林野火災の影響(2017年十万山林野火災の事例)Case of Juman Mountain Forest Fire in 2017
(2017年 更新)
Q火災時にダストサンプリングで観測された、放射性セシウムによる追加の内部被ばく線量はどのくらいですか。また、健康被害の可能性はありますか。
A測定された放射性セシウム濃度から推計された内部被ばく線量は非常に低く、影響は非常に小さいと考えられます。
- 林野火災時の大気浮遊じんの結果から、内部被ばく線量を以下の仮定に基づき算出しました。
- その結果、一般環境中におけるヒトの天然放射性物質の吸引による内部被ばく線量(0.48 mSv/年)と比較しても、影響は非常に小さいと考えられました。
場所 | 内部被ばく線量[mSv/日] |
---|---|
やすらぎ荘 | 0.000097 |
石熊公民館 | 0.00031 |
野上一区集会所 | 0.000020 |
内部被ばく線量[mSv/日]
= 大気浮遊じんの放射性セシウム濃度[mBq/m3] × 呼吸率(22.2m3/日) × 実効線量係数[mSv/Bq] ÷ 1000
※実効線量係数(134Cs:0.000020、137Cs:0.000039)
※仮定条件:調査実施期間の内部被ばく線量をもとに1日8時間、当該エリアにおいて年間250日間復旧業務等に従事し、この場所の空気を吸い続けたと仮定