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被ばく線量評価・除染Assessment of Exposure Doses and Decontamination

(2013年 更新)

体内に取り込まれた放射性物質の確認はどのように行われているのですか。

体外計測装置を用い、体内に取り込まれた放射性物質の量を測定することができます。事故直後には主に放射性ヨウ素を対象に、その後は放射性セシウムを対象に多くの測定が行われてきました。

体外計測装置を用いた測定

図1 体外計測装置を用いた測定

体内に取り込まれた放射性物質が放出するガンマ線を測定することにより、取り込まれた放射性物質の量を調べることが可能です。

年齢 預託実効線量範囲と人数
< 1 mSv 1~1.4 mSv 1.5~2.4 mSv 2.5~3.4 mSv
< 8 2,373(99.3) 6(0.3) 8(0.3) 2(0.1)
8~12 2,840(99.8) 5(0.2) 0(0.0) 0(0.0)
13~17 1,565(100) 0(0.0) 0(0.0) 0(0.0)
> 17 3,127(100) 1(0.0) 0(0.0) 0(0.0)
合計 9,905(99.8) 12(0.1) 8(0.0) 2(0.0)

表1 体外計測結果から推定した福島住民の預託実効線量
※預託実効線量:体外に排出されるまでに累積される実効線量。カッコ内は%。

JAEA等は、福島の多くの住民を対象として、体外計測による放射性セシウムの測定を継続的に実施してきました。
上の表は、福島の11市町村の住民を対象に、2011年7月から2012年2月の期間に行った測定結果から推定した住民の預託実効線量の分布を示しています。
99.8%の方が1mSv未満となっており、最大の方でも3.4mSvと、外部被ばくに比べて非常に低い値となっていました。(Momose et al., NIRS-M-252 (2012) )

これまでに実施された体外計測の結果からは、重大な内部被ばくがあったことを示す結果は得られていません。


参考文献

  1. Momose, T. et al, Whole-body counting of Fukushima residents after the TEPCO Fukushima Daiichi Nuclear Power Station Accident, Proceedings of the 1st NIRS Symposium on Reconstruction of Early Internal Dose in the TEPCO Fukushima Daiichi Nuclear Power Station Accident, NIRS-M-252, National Institute of Radiological Sciences, 2013, p.67-82.