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林野火災の影響(2017年十万山林野火災の事例)Case of Juman Mountain Forest Fire in 2017

(2017年 更新)

火災により大気中に放射性セシウムは放出されたのですか。

火災時における十万山からの放射性セシウムの飛散は、ほとんどないか、あったとしても通常の大気浮遊じん中の濃度に比べて十分低いと考えられます。

  • ハイボリウムエアサンプラで捕集された大気浮遊じん中の、放射性セシウム濃度とレボグルコサン濃度を分析しました。
  • レボグルコサン濃度は、火災中は高く、鎮火後は低減しており、林野火災の影響を反映していると考えられます。
  • しかし、放射性セシウム濃度は、レボグルコサン濃度との間には明確な相関性は認められず、最大濃度も鎮火後に観測されました。
  • このことから、大気浮遊じん中の放射性セシウムの主たる起源は、十万山の火災以外の可能性があると考えられます。

鎮火(2017/5/10)前後の大気浮遊じん中の137Cs濃度(上)およびレボグルコサン濃度(下)

図1 鎮火(2017/5/10)前後の大気浮遊じん中の137Cs濃度(上)およびレボグルコサン濃度(下)