放射性物質の動き-河川水系Radioactivity Dynamics in River System

(2014年 更新)

放射性セシウムはどんな土地利用の場所に、どれくらい沈着したのですか。

福島県東部の阿武隈川流域及び浜通り主要河川水系では、放射性セシウムの約70%が森林に、次いで田を含む農地に多く沈着しました。

図1 福島県東部の主要河川水系の土地利用分布

表1 福島県東部の主要河川水系 主な土地利用ごとの面積とセシウム137(137Cs)初期沈着

土地利用 面積 137Cs初期沈着量
km2 Bq
森林 5,329 63.7 9.2×1014 70.8
1,157 13.8 1.6×1014 12.3
農地(田を除く) 852 10.2 1.3×1014 10.0
建物用地 457 5.5 6.8×1013 5.2
その他用地 147 1.8 1.7×1013 1.3
荒地 152 1.8 1.6×1013 1.2
河川・湖沼 156 1.9 1.1×1013 0.8
幹線交通用地 67 0.8 1.0×1013 0.8
ゴルフ場 47 0.6 3.5×1012 0.3
海浜 1 0.01 1.9×1011 0.01
合計 8,365 1.3×1015