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放射性物質の動き-森林Radioactivity Dynamics in forests

(2019年 更新)

放射性セシウムが地表から地中、地下水へ移動する心配はありませんか。<地中の深さ方向の移動>

土壌の深さ方向への放射性セシウムの移動はわずかでした。

  • 福島県川内村の調査事例では、放射性セシウム深度分布の経時変化は、深度方向に僅かに広がる傾向がみられています。
  • また、尾根や林道といった平坦面よりも斜面のほうが、より深部まで分布する傾向にあります。

福島県内における地下水質のモニタリング調査地

図1 森林の土壌における137Cs濃度の深度分布
(堆積有機質層を除く鉱質土層(A層からB層)のデータ)
異なる時期に試料を採取(試料採取日: 2013年1月、2014年10月)


試料の採取地点

図2 試料の採取地点


事故からの経過年と地価の137-Cs総量に対する割合

図3 事故からの経過年と地下の137Cs総量に対する割合
(川俣町山木屋地区での事例)

  • リター層の137Cs沈着量は、時間の経過とともに減少しています。
  • 土壌0~3cmの137Cs沈着量は、2014年以降、ほぼ一定か徐々に減少しています。
    → 表層から下層へのセシウム移行はほぼ生じておらず、137Csはリター層および土壌表層3cm以内に留まる可能性を示しています。