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放射性物質の動き-河川Radioactivity Dynamics in River System

(2016年 更新)

河川敷には高い濃度の放射性セシウムが蓄積し続けているのではありませんか。<現在も堆積が続く場所での濃度>

土砂が堆積しやすい植生が繁茂した高水敷においては、堆積は続きますが、一方で、新たに堆積する土砂中の放射性セシウム濃度は低下する傾向にあります。

請戸川(上)と熊川(下)の高水敷における放射性セシウム濃度の深さ分布の時間変化

図1 請戸川(上)と熊川(下)の高水敷における放射性セシウム濃度の深さ分布の時間変化
: 初期沈着
: ~2013年10月までの堆積
: ~2014年12月までの堆積

※ kBq/m2/cm = 単位面積(1m2)あたり、厚さ1cmに存在する137Csの量


● 福島県・請戸川と熊川の調査事例から、次のような傾向が見られました。

  1. 上流の沈着量が相対的に多い河川(請戸川):
    事故後初期に上流から移動してきた放射性セシウムを含む土砂堆積により、河川敷表土の放射性セシウム濃度は上昇しましたが、その後は低下傾向にあります。
  2. 上流の沈着量が相対的に少ない河川(熊川):
    土砂堆積により河川敷表土の放射性セシウム濃度は低下傾向です。