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放射性物質の動き-河川Radioactivity Dynamics in River System

(2015年 更新)

雨が降ると、河川水中の放射性セシウム濃度は増加するのではありませんか。<大規模な降雨時の濃度変化>

大雨が降ると、河川水中の土砂粒子の増加とともに、懸濁態放射性セシウムの濃度は増加します。

  • 福島県内における河川の調査事例より、河川の流量が少なく、濁りが少ない状態では、大部分の放射性セシウムは溶存態で存在します。ただし、2012年以降、その濃度は通常の放射能濃度測定の検出限界(約1Bq/L)より低い濃度です1)
  • 河川の流量が増加すると、浮遊懸濁物質の濃度が高くなりますが、この浮遊懸濁物質には放射性セシウムが強く吸着されています(懸濁態)。そのため、高水時には溶存態の放射性セシウム濃度はあまり変わらず、懸濁態の放射性セシウム濃度だけが高くなります。
  • 福島県・請戸川の調査事例では、高水時でも放射性セシウム濃度は飲料水の基準値(10Bq/kg)を下回ります。
  • 請戸川(請戸川橋)における河川水位と浮遊懸濁物質濃度(2014-2015年)

    図1 請戸川(請戸川橋)における河川水位と浮遊懸濁物質濃度
    (2014-2015年)

  • 請戸川(請戸川橋)における河川水位と137Cs濃度(2014-2015年)

    図2 請戸川(請戸川橋)における河川水位と137Cs濃度
    (2014-2015年)

出典:原子力規制庁委託事業「平成26年度東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の分布データの集約及び移行モデルの開発 」事業 成果報告書