放射性物質の動き-河川水系Radioactivity Dynamics in River System

(2014年 更新)

水辺のレクリエーション活動により、どれくらいの被ばくが想定されますか。

河川や湖沼におけるレクリエーション活動による被ばく線量は、保守的に評価した場合、20日間で最大約0.03mSvとなりました。

水辺のレクリエーション活動における被ばく線量の試算について(参照:環境省資料

  • 子供が夏休みの間、頻繁に河川・湖沼で活動すると想定し試算(図1参照)。
  • 底質の放射性セシウム濃度や空間線量率について保守的に設定したケースにおいても、水辺のレクリエーション活動における被ばく線量は、河川において0.031mSv、湖沼において0.030mSvとなった。

およぐこぐとるあるく

図1 水辺のレクリエーション活動の例
出典:公益財団法人河川財団 子どもの水辺サポートセンター「水辺の安全ハンドブック」(2014年版)


表1 水辺のレクリエーションにおける被ばく線量の試算結果(環境省 2015、一部改変)

河川 湖沼
設定ケース※ 平均的なケース 保守的なケース 平均的なケース 保守的なケース
底質の放射性セシウム濃度
(Bq/kg)
200 2,000 500 5,000
周辺環境の空間線量率
(µSv/h)
0.3 0.6 0.2 0.5
被ばく線量(試算)
(mSv)
0.013 0.031 0.0086 0.030

底質の放射性セシウム濃度及び周辺環境の空間線量率について、福島県(避難指示区域を除く)の中央値、90%パーセンタイル値を踏まえ、平均的なケース及び保守的なケースを設定。
出典:環境省「環境回復検討会(第13回)」のうち資料5「水辺のレクリエーション活動における被ばく線量の試算について(概要)」(平成27年1月)