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生態系への影響Effects on Ecosystem

(2020年 更新)

海の魚の放射性セシウム濃度はどのように変化していますか。

福島県の海の魚は、時間の経過とともに放射性セシウム濃度が低下しています。
これは、海水の放射性セシウムの低下もその要因の一つと考えられます。
底生魚類については、底質中の放射性セシウム濃度が低下した影響も考えられます。

  • 海の魚は、取り込んだ放射性セシウムや他のミネラル分を速やかに排出しようとする機能が働くため、放射性セシウムは蓄積されにくい傾向があります。
  • 底生魚類中の放射性セシウム濃度は、底質中(図2上部中では「海底堆積物」)の濃度と同様の減少傾向を示しており、その影響を受けている可能性も考えられます。

福島県の海産種の検査結果

図1 福島県の海産種の検査結果
(3か月毎の100Bq/kgを超える検体数と割合の推移)

出典:水産庁「水産物の放射性物質調査の結果について」(令和2年1月6日更新)

海底堆積物と底生魚類中の放射性セシウム濃度の経時変化の比較

図2 海底堆積物と底生魚類中の放射性セシウム濃度の経時変化の比較

出典: (図2上部)乙坂,2013, Isotope News, No.710, 12-15., Otosaka and Kobayashi, 2013, Environ Monit Assess 185, 5419–5433を改変、
(図2下部)水産庁「水産物の放射性物質調査の結果について」(平成27年10月16日更新)のデータから調査対象海域・期間の結果を抽出したもの。