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放射性物質・空間線量率Radioactivity and Air Dose Rate

(2017年 更新)

空間線量率の低下しやすいところには、どのような特徴がありますか。

森林と市街地で空間線量率の低下傾向を比較すると、市街地でのほうが空間線量率の低下するのが早いことがわかります。これは、コンクリートやアスファルトにくっついたセシウムが風雨で流されやすいためです。一方で、森林からはセシウムは流れ出しにくいため、空間線量率の低下する速度は遅くなっています。

放射線を発生させるセシウムは時間とともに減っています。セシウム137(137Cs)の場合、約30年で半分になります。しかし、放射線の強さを表す空間線量率は、セシウムの減少の速度以上に早く低下していることがわかっています。
これは、風雨でセシウムが流されるためで、ウェザリング効果と呼ばれます。

航空機モニタリングによる放射性物質・空間線量率空間線量率傾向

図1 航空機モニタリングによる放射性物質・空間線量率空間線量率傾向

道路上の空間線量率の時間変化

図2 道路上の空間線量率の時間変化

森林に囲まれたところは低下しにくく、建物に囲まれた市街地は低下しやすい傾向があります。