放射性物質・空間線量率Radioactivity and Air Dose Rate

(2016年 更新)

生活環境における空間線量率歩行サーベイや定点での測定結果とどのような関係にありますか。

私たちが住んでいる場所や生活している生活環境の空間線量率は、車などが通る道路上より0~30%程度高く、土が移動しないような平坦な場所よりも10~40%程度低いことが分かっています(平均値での比較※1)。

※1 空間線量率は100m四方の狭い範囲でも違いがあることが確認されています。

生活環境における放射線の特徴を調べるために、歩行サーベイを用いた測定を行ってきました。生活環境における平均的な空間線量率は道路上で行う走行サーベイより高く、平たん地で行う定点サーベイよりも低いことが明らかになりました。

  • 生活環境における空間線量率の特徴を明らかにするため、80km圏内で様々な条件の地域を選んで歩行サーベイを実施しました。
  • 生活環境における空間線量率は、道路上に比べて平均で0~30%程度高いこと、かく乱のない平たん地に比べて平均で10~40%程度低いことがわかりました。
  • 生活環境の空間線量率は、100m四方の狭い範囲においても様々に変動することが確認されました。
  • ※広い地域で歩行サーベイを実施

    図1 歩行サーベイ実施マップ
    ※広い地域で歩行サーベイを実施

  • 歩行サーベイと走行サーベイにより測定した空間線量率の比較

    図2 歩行サーベイと走行サーベイにより測定した空間線量率の比較

歩行サーベイの様子

図3 歩行サーベイの様子