放射性物質・空間線量率Radioactivity and Air Dose Rate

(2018年 更新)

湖沼や河川の水底の放射性セシウム分布はどのように測定するのですか。

水底で測定したγ線スペクトルの特性から、底質中の放射性セシウムの深さ分布を評価できます。
原子力機構が開発したこの手法を用いることで、試料を採取しなくとも迅速かつ簡便に汚染実態を把握でき、モニタリングが効率化できます。

  • 底質試料を採取する従来手法では、一つのため池で約一週間程度の時間がかかってしまいます。
  • 原子力機構が開発した新手法では、約1~2日で測定できます。

標準線源を用いた校正装置標準線源を用いた校正装置
標準線源を用いた校正装置

図1 底質中の放射性セシウムの分布の調査手法について(従来手法と新手法の比較)