研究開発成果の発信

研究開発

福島放射能汚染における土壌中の放射性微粒子の特定と微粒子中の放射能分布の解明

東京大学大学院理学系研究科の小暮敏博准教授の研究グループは、(独)日本原子力研究開発機構、(独)物質・材料研究機構、(独)国際農林水産業研究センターとの共同研究によって、福島県飯舘村から採取した土壌中で放射性セシウムを固定している多くの微粒子を、さまざまな電子顕微鏡技術等を駆使することによって特定・解析し、さらにそのような微粒子中で放射性セシウムがどのように分布しているかを今回初めて明らかにしました。  これらの成果は、福島地方の今後の長期的な放射性物質の拡散・移動等の動態予測、化学的な処理による土壌中の放射性セシウムの除去方法の開発、除染作業によって膨大に発生しつつある汚染土壌の容積の減少化方法や貯蔵方法の提案などに大きく貢献することが期待されます。

 

関連情報

「福島放射能汚染における土壌中の放射性微粒子の特定と微粒子中の放射能分布の解明」
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2014/50.html

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