環境動態に関する解析的研究
流域スケール陸域動態モデル(水循環-土砂-Csの動態モデル)
GETFLOWS(GEneral parpose Terrestrial fluid-FLOW Simulator)は、大雨などの事象によって放射性セシウムがどう動くのかを推定するプログラムです。
- 放射性セシウムの再分配は主に土砂に吸着した状態での移動によって支配されていることに着目し、短期的な降雨量の違いによる変化の推測を行います。
- 浮遊物質濃度とセシウム濃度の関係を表示することで、浮遊物質濃度に対してセシウム濃度がどの程度か推定することができます。浮遊物質濃度は簡便に測定できる濁度から推定できるため、濁度を測定することでセシウム濃度をある程度予測できます。
参考文献
- Yoshimura, K., Saito, K., Fujiwara, K. (2017) Distribution of 137Cs on components in urban area four years after the Fukushima Dai-ichi NUclear Power Plant accident, J. Environ. Radioact. 178-179, 48-54.
- Saito, K. and Petoussi-Henss, N. (2014) Ambient dose equivalent conversion coefficients for radionuclides exponentially distributed in the ground, J. Nucl. Sci. Tech, 51, 1274-1287.