環境動態に関する解析的研究

農林水産物濃度評価

CMFWCompartment Model for Forest and Water)は、環境内の農林水産物を含む様々な部位のセシウム濃度の変化を推測するプログラムです。

淡水魚中のセシウム137濃度の経時変化の解析例-1

図1 淡水魚中のセシウム137濃度の経時変化の解析例

淡水魚中のセシウム137濃度の経時変化の解析例-2

河川流域(1km×1km-10km×10km程度)における様々なもの(樹木、林産物、水産物等)の放射性セシウム濃度のおおよそのオーダー評価を時系列グラフで表示することができます。

  • 本結果は、農林水産物への移行を考慮した流域動態コンパートメントモデルCMFWによるものです。
  • 森林内の各部位(葉、枝、樹皮、辺材心材落葉層土壌層)の間のセシウム137の動きを解析した結果を示しています。
  • 解析モデルは林野庁による他の調査場所(川内村や大玉村)での測定値に基づいて検証しており、地域性などについての検討は十分でないことや、事故後3.5年程度のデータに基づいており、将来予測の精度が十分でないことに留意が必要です。