Topics福島
トピックスふくしま No.116
2023.4.27
JAEA職員の地域活動
復興に向かう町と人を守りたい-富岡町の消防団員-
▽目次
1.復興に向かう町と人を守りたい
・消防団に所属したきっかけは?
・実際にどんな活動をしていますか?
2.本職は技術者!
復興に向かう町と人を守りたい 大熊分析・研究センターに所属する本間職員は、隣接する富岡町に住み、消防団のメンバーとしても活動しています。
消防団に所属したきっかけは?
本間:復興していく町と、そこに住む人々を災害から守りたいと思ったからです。
本間:3.11の時は栃木県に住む中学生でした。
実際にどんな活動をしていますか?
本間:当番制で月に1回ほど、日曜日の昼間に町内のパトロールを行っています。
本間:また、万が一の際に消火・救助活動を行えるよう、消防団員の仲間たちと機材の点検や訓練をしています。
本職は技術者!
本間:現在はALPS処理水の分析に関わる業務をしています。
本間:大学時代に環境中のトリチウム分析に関する研究をしていたので、その知識を活かせる業務はやりがいがありますし、なによりも福島のために、というモチベーションが大きいです。
本間:福島には、子どものころから家族で潮干狩りやハワイアンズなど、色々な場所に遊びに来ていたので、思い入れも大きいですね。分析技術者としても福島を支えたいと思っています。
本間:富岡町で暮らし始めて、釣りを始めました。同じ部署の仲間たちと楽しんでいます。
本間職員は消防団員としても活躍
消防団は火災の対応だけではなく、災害時の救助活動や防犯のための町内パトロールも行う、地域に密着した組織です。
TVで東北の沿岸部が津波にのまれるさまを見ていましたが、その時も、その後も自分は何もできなかった。
その悔しさが忘れられず、今につながっているのだと思います。
町内の防火水槽の点検
パトロールの際には火の元がないかの確認だけではなく、町役場や警察とも情報共有し、不審者がいないかもチェックしますね。
地域防災の要として、これからも活動を続けていきます。
大熊分析・研究センターにて
大熊町:坂下ダム
ダム巡りも趣味なので、ダムが多い福島は巡りがいがあって、プライベートも充実しています!
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