Topics福島
トピックスふくしま No.120
2024.1.30
第8回 廃炉創造ロボコン
Creative Robot Contest for Decommissioning
廃炉Mission : 壁を除染し、帰還せよ
今年度の廃炉創造ロボコンが昨年(2023年)12月23日に開催されました。
今回のミッションは昨年度に引き続き「壁を除染せよ」。
実際の廃炉作業環境、高所の除染を行うことを模擬し、指定された場所をペンで塗りつぶす競技となります。
ただし、今年度は除染後、スタート位置に帰還する必要もあります。昨年度は塗りつぶすまでだったので、難度が1ランク上がりました。
無線通信や目視確認ができないなど、実際の廃炉現場を想定し、通常とは異なる環境に、高専生が挑みました。
今回の見どころは足回り! 前回はスロープやグレーチングの段差に苦戦したチームも多かったのですが、今回はキャタピラ型、複数車輪型、六脚型、複合型と様々な工夫を凝らしたロボットが揃い、
多彩な足回りがおもしろい 最優秀賞、優秀賞、技術賞の受賞チーム 最優秀賞おめでとうございます! 小山高専は圧巻の3連覇。
本体はクローラーを複数組み合わせた、安定感のある足回り スムーズな塗りが見ていて楽しい 優秀賞の福島県知事賞は熊本高専熊本キャンパスロボコン部。
キャタピラで段差を乗り越えます 岩手県からの参加でした! 福島と同じ東北地方からの参加となる一関高専が、技術賞を受賞。
鮮やかなオレンジのボディと車輪が目印 第8回廃炉創造ロボコンはアーカイブでご覧いただけます! そのほかの受賞チーム(アイディア賞、イノベーション賞、特別賞6賞)や、今回惜しくも受賞を逃したチームのロボットも、見どころがたくさん!
多くのチームが難なくクリアしていきました!
最優秀賞(文部科学大臣賞)
小山高専廃炉ロボット製作チーム2023
出場チームの中で最も性能が安定していることが評価されました。
本体とは別に、戻るためにケーブルを巻き取るロボットをもう1台用意し、2台体制での運用がされていたことがポイントです。
優秀賞(福島県知事賞)
熊本高専熊本キャンパスロボコン部
こちらも安定した走行と優れた巻取り装置、移動時の重心移動が評価されました。
技術賞(原子力機構理事長賞)
一関高専 藤原研究室 Bチーム
サイズの異なる複数の車輪からなるロッカーボギー機構の足回りが、力強い移動を見せてくれました。
搭載した3Dスキャナよる点群データも取得するシステムは、実際の廃炉現場を想定して実装したそうです。
廃炉創造ロボコンの配信動画を、ぜひアーカイブにてご覧ください!
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