Topics福島
トピックスふくしま No.114
2022.10.31
「福島県の林業回復」福島高専×「福島の復興」JAEA
福島県産の間伐材を利用した福島県の林業回復を応援するグッズを制作
福島県の林業回復への想い 福島県は県土の約70%を森林が占める、自然豊かな地域です。
JAEAの福島の環境への取組み
JAEAは研究、技術開発を通じて福島の復興に貢献するために活動しています。
福島高専×JAEAのコラボ企画
福島県から出荷される木材の風評被害対策および間伐材の利用促進に取り組むために、今回、福島高専とJAEAの2機関で企画したのが、福島県の間伐材を使用したキーホルダーにもなるスマートフォンスタンドです。
森林は定期的に樹木の一部を伐採する間伐を行うことにより、木々の健やかな成長を促すだけでなく、水を溜めるなどの山本来の役割を維持することができます。
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福島第一原子力発電所事故前まで、林業は福島県の一大産業でした。
福島第一原子力発電所の事故によって、環境中に放出された放射性物質は福島県内に降下し、現在も森林内にその影響が残っています。
「福島の林業回復のために、福島県産の間伐材を使って、何かできないか」--現状を知った福島工業高等専門学校の学生たちが立ち上がり、その想いに私たちJAEAが共鳴しました。
その活動の1つとして、福島県の森林や湖沼、河川にも実際に足を運び、放射性物質が環境にどれくらい存在するのか、どのように動いているのか、さらに将来にわたってどのように変化していくのかを調査、研究しています。
研究で得られた知見は、福島県が主催する林業の人材育成プログラム「林業アカデミーふくしま」などの講義でお伝えしているほか、福島総合環境情報サイト「FaCE!S」で一般の方にも公開しています。
これにチェーンを通して持ち運べる。
将来は福島県の中でも、双葉町や大熊町など、事故により立ち入りが制限された地域の間伐材を利用して作成した福島県の林業回復を応援するグッズを全国へ広げ、福島県産の木材の利用促進の一助となるよう、これからも活動を行ってまいります。
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