Topics福島

トピックスふくしま No.113

2022.10.26


リクルート情報 大熊分析・研究センター 夏期休暇実習生



「機器を見て、動かして学ぶ」
大熊分析・研究センターでの夏期休暇実習レポート


機械のアームで容器のふたを開けるチャレンジ

原子力機構では原子力分野の人材育成に力を入れています。その一環として、大学生や高専生の夏期休暇期間中に、原子力について広く学ぶ機会を提供しています。

福島研究開発部門でもインターンシップとして、この夏も多くの学生の方に参加していただきました。今回は福島第一原子力発電所廃炉現場の最前線である、大熊分析・研究センターでの実習の様子をご紹介します。



夏期休暇実習のスケジュール


8月下旬に大学生、高専生あわせて4名の学生が5日間にわたって学んだ、
今回の実習のスケジュールはこちら↓


1日目:大熊分析・研究センターや周辺の震災関連施設の見学
2日目:放射線の基礎知識、放射線計測実習、応募テーマに合わせた講義
3日目:放射性物質の分析についての基礎知識、放射性物質取り扱い用の機器の操作実習
4日目:分析課の業務実習(濃度計算など)
5日目:研修の振り返り


また、それぞれの夏期実習生に合わせた意見交換会も実施しています。
例えば、
・放射線について興味がある学生とは、放射線管理課のメンバーと意見交換の実施
・就職した際のライフプランについて気になっている学生とは、バランスを取りながら働くコツについての意見交換を行ったりしました。


参加者からの声



何度か行った意見交換会の1幕

実習の5日間で多くの疑問が生まれ、そしてその回答をいただけたことは、
とても貴重な経験となりました。


大学での授業が実際に用いられていることを知り、
今後の自分の課題を見つけることができました。


廃炉の現場の最前線を体感できただけではなく、
意見交換も実施してくださり、大変有意義な時間となりました。



福島研究開発部門が求める人材




求む、挑戦者。



福島研究開発部門では原子力分野だけではなく、生物や地学などの理学系、機械や電気などの工学系、情報工学系など様々な専攻の方を募集しています。


職場の仲間と協力しながら、課題解決に向けて取り組みができる方

現状に満足せず、積極果敢に挑戦が出来る方

仕事を通じて、福島の復興に貢献したい想いを持つ方


▷望ましい専攻分野
理学系:数学・情報、物理、化学、生物・農学、地学・地球科学、量子理学
工学系:機械・システム工学、電気・電子、材料、土木建築、環境工学、原子力工学
その他:情報工学


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