さいえんす・すてーしょん
2023.7.28
白い光がにじ色に!?
~光をわける~
にじは太陽の光が、空気の中の水てきにあたって、屈折や反射することで発生します。
太陽の光が分解されることで、白い太陽の光が7色に見えるのです。
ヒトが見える波長、見えない波長 雨あがりに7色のにじがかかると、なんだかラッキーな気持ちになりますよね。
光=電磁波のなかで、ヒトが見ることができるものはほんの一部です。
光の三原色 じつは、私たちの目の細胞は、赤、青、緑の3色しかわかりません。
光の三原色において、
わたしたちが見ている白には、ヒトが見ることのできる波長(色)がたくさん含まれています。
実際に分析してみよう~にじをつくる~ にじを作って観察してみよう! 【準備するもの】
光は水や空気、ガラスなど、異なる素材の境界面を通るときに屈折します。
今回は空気と水の屈折する角度のちがいを利用して分光しました。
波長を使った分析方法 色や光をはじめとした、波長を利用した分析方法は、とても多くの種類があります。
まとめ ✔ 光は「電磁波」でできている。
実験するときは、3本のライトに赤、青、緑のカラーセロファンを貼って試してみてね!
① 光の三原色において、赤と緑を足すと何色になるでしょう? ② 光の三原色において、青と緑を足すと何色になるでしょう? ③ 光の三原色において、青と赤と緑を足すと何色になるでしょう?
にじが7色に見えるのは、ヒトの目に見える色が順番に見えているからです。
光は電磁波でできています。
電磁波は、電気と磁力を波と粒子の性質で伝える能力を持っています。
見えるものの中で波長が短いものは紫~青に、波長が長いものは赤に見えるのです。
ヒトが感じることができない光も、電子レンジやテレビなど、身近なところでたくさん使われています。
この3つの色を脳が混ぜ合わせることで、たくさんの色を認識できているのです。
この赤、青、緑の3色を光の三原色といいます。
ちなみに、絵の具やプリンタのインクについては、色の三原色がベースとなります。
ちょっとまぎらわしいですよね。
「白」は赤、緑、青のすべてを反射しているから見えている色、
「黒」は赤、緑、青のすべてを吸収しているから見えている色となります。
それでは、この白色の中にどんな波長(色)が含まれているのか、身近なものを使って分析してみましょう!
・ライト(一方向への光が強いもの)
・角のある水そう
・水
水そうの角にライトの光をうまくあてると、向かい側のかべににじがかかります。
ライトの角度を変えると、にじがどう変わるのかも観察してみると楽しいですよ。
どの角度がきれいに見えるでしょう?
(光の屈折については中学1年生の理科で習います)
この屈折する角度は、波長ごとに異なるので、白光がさまざまな波長(色)に分かれるのです。
このように光の色を分けることを「分光」といいます。
分光は空気と水の組み合わせだけではなく、空気とガラス、ガラスと水など、さまざまな組み合わせで行うことができます。
X線という波長はレントゲンを撮るときに使われるほか、結晶の元素や強度を調べることにも使われています。
X線を利用して調べる装置XRD
✔ ヒトの目に見える波長は電磁波のごく一部。
✔ 光の三原色は青、赤、緑。
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