更新情報

放射性物質分析・研究施設第1棟におけるALPS処理水第三者分析の開始について


 放射性物質分析・研究施設第1棟にALPS処理水の第三者分析に用いるサンプルを3月27日に受け入れました。これまでの準備作業を通じて妥当性を確認した分析方法により、分析を開始します。


 ※ これまでの準備作業
   ・標準RI等を用いた分析装置の校正
   ・対象核種毎の前処理方法の確認
   ・実際のサンプルを用いた分析手法の確認 等


 なお、第1棟におけるALPS処理水の第三者分析の進め方等については、こちらをご覧願います。

 https://fukushima.jaea.go.jp/okuma/alps/index.html



(参考)

・JAEA放射性物質分析・研究施設第1棟(以下「第1棟」)は、東京電力ホールディングス株式会社の福島第一原子力発電所で発生した低線量(1mSv/h以下)及び中線量(1mSv/h~1Sv/h以下)の固体廃棄物の分析及びALPS処理水の第三者分析を実施する施設。

・本施設は、JAEAが設計・建設、運営(分析実務及び施設運用)、保安活動について責任をもって行うとともに、原子炉等規制法上の取扱いとしては特定原子力施設の一部であるため、東京電力が実施計画を策定し、保安に関する統括管理を行うもの。

・第1棟については、令和4年6月24日に竣工、同年10月1日に特定原子力施設の一部として管理区域等を設定し、放射性物質を用いた分析作業を開始していたところ。