2016/03/23更新

2016年度 第1回福島リサーチカンファレンス(FRC)の 開催について

廃炉に向けた耐放射線性センサー及び関連研究に関する国際ワークショップ(R2SRT2016)を開催

日本原子力研究開発機構 廃炉環境国際共同研究センター(CLADS)では、平成28年4月19日(火)及び20日(水)、福島県いわき市いわき産業創造会館(LATOV)において、「廃炉に向けた耐放射線性センサー及び関連研究に関する国際ワークショップ(R2SRT2016)」を開催しました。

福島第一原子力発電所事故の廃炉作業では現場作業者の被ばく等のリスクを低減するため、遠隔技術が多く活用されています。このため、遠隔技術であるロボットや計測機器等の耐放射線の向上は、今後、ますます重要な課題となります。今回のワークショップでは、廃炉作業で用いられるロボット技術やセンサー技術の向上に必須な耐放射線性及び関連研究について議論を行いました。

本ワークショップの目的は、廃炉作業の実務者と国内外研究者の情報の交流を活性化し連携を強化することで、廃炉作業を加速するとともに、関連する基礎基盤研究の促進を図ることです。 会議では「ロボット関連エレクトロニクス」、「廃止措置(廃炉)技術」、「新材料」、「革新概念 -スピントロニクス-」、「検知・検出技術」の5つのセッションに分けて議論が行われ、廃炉の現状と課題、最先端の基礎基盤研究が多数報告されました。その結果、宇宙事業や一般産業界を含む先端研究との更なる連携の重要性が認識されました。

本ワークショップでは、18名の国内外の専門家のご講演を頂きました。また、参加者は海外の専門家(13名)及び外部機関等を含め延べ約100名の方々にご参加いただきました。

  • ワークショップ参加者の集合写真

開催概要

福島第一原子力発電所の廃炉作業では高線量下での遠隔作業が不可欠となることからロボットや計測機器等の耐放射線化等が重要な課題となります。また、これらの研究開発は、Gen-IV、高速炉、核融合等の将来技術における運転・保守等に対しても重要となります。

日本原子力研究開発機構では、これまでエレクトロニクス部品やセンサー等の耐放射線性の評価や関連する基礎基盤的な研究開発を実施しております。ここで必要となる電子機器の耐放射線性等に関する基礎レベルの研究は、将来的に革新的な可視化等へのスピンオフも期待されます。

本ワークショップでは、廃炉作業に必要なロボット技術やセンサー技術の向上に必要な耐放射線性及びその関連研究に関する議論を通じて、廃止措置の実務者や国内外の研究者との情報交流を図ることで、廃炉作業の加速、関連する基礎基盤研究の促進を図ることを目的としています。

日時 平成28年4月19日(火)~20日(水)
4月19日 13:00~17:10(受付開始:12:00~)
4月20日 9:00~17:20(受付開始:8:50~)
場所 いわき産業創造会館(LATOV)6F 企画展示ホール(参加費無料)
〒970-8026 福島県いわき市平字田町120
JR常磐線 いわき駅下車 徒歩約1分

http://iwaki-sansoukan.com

地図:こちら
使用言語 英語
講演内容 プログラム
講演テーマ ・放射線環境下で利用可能なセンサー技術・計測技術に関する研究開発

・耐放射性ディバイスの研究開発

・スピントロニクス研究

・ロボット関連エレクトロニクスの研究開発、等
申込方法 参加申し込みはこちらから【終了しました】

参加申込期限:平成28年4月11日(月)17:00まで

※会場の都合により定員になり次第締切とさせていただきます。予め御了承ください。
懇親会 いわきワシントンホテル 3階 アゼリア(18:00開始)(参加費:6,000円)
〒970-8026 福島県いわき市平字一丁目1番地
TEL 0246-35-3000
http://washington-hotels.jp/iwaki/
お問い合わせ先 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
福島研究開発部門 廃炉環境国際共同研究センター(CLADS) 研究推進室

電話番号:029-282-3859、029-287-9683
FAX:029-282-6787
E-mail:

会場マップ