福島総合環境情報サイト(FaCE!S)とは

福島総合環境情報サイト(Fukushima Comprehensive Environmental Information Site: JAEA FaCE!S フェイシス)は、

「福島第一原子力発電所の事故後に環境中に分布した放射性セシウムは今、どうなっているのか」
「これからどうなるのか」
「私たちはどのようなことに気をつければよいのか」

そんな疑問に総合的に答えるサイトです。



FaCE!Sには2つのコンテンツがあります。

放射性物質モニタリングデータの情報公開サイト

放射性物質モニタリングデータの情報公開サイト

根拠情報Q&Aサイト

根拠情報Q&Aサイト

【使い方ガイド】
FaCE!S 使い方ガイド
(PDF:2.3MB)


放射性物質モニタリングデータの情報公開サイト

東京電力福島第一原子力発電所の事故後、環境中に放射性物質が広く分布しました。
原子力機構では、環境中に放出された放射性物質のうち、特に放射性セシウムの分布やそれによる空間線量などの情報を幅広く取得してきました。
これらのデータは放射性物質モニタリングデータの情報公開サイトにまとめられています。


根拠情報Q&Aサイト

実測データや解析により明らかになった知識は、報告書や論文として専門家間で共有するだけではなく、一般の方にも分かりやすく公開・説明する環境が必要だと考えています。
根拠情報Q&Aサイトでは、知識をわかりやすく提供するため、以下のような工夫をしています。

  • 一問一答のQ&A形式
  • 利用者ひとりひとりの知識レベルに合わせて、簡単な解説から専門的な報告まで記載
  • さらに詳しく知りたい方のために、知識の元となる論文、報告書やウェブサイトへリンク

また、蓄積されたデータを基に、環境中の放射性セシウムの移行挙動について、解析的な手法により様々なケーススタディを行ってきました。

  • 放射性セシウムは環境中でどういうメカニズムでどのように動いているのか
  • 空間線量率や放射性セシウムの濃度は環境条件の違いによりどのように変化するのか
  • 空間線量率や放射性セシウムの濃度は将来どうなっていくのか

これらの成果は除染等の対策の有効性の確認にも応用可能です。
解析的研究によりわかってきたことは「解析事例サイト」としてまとめて公開していましたが、利用者の使いやすさ、デザイン的な親しみやすさの向上のため、解析事例を根拠情報Q&Aサイトに組み込み、2021年3月にサイトをリニューアルしました。

放射性物質モニタリングデータの情報公開サイト」と「根拠情報Q&Aサイト」をまとめたFaCE!Sでは、モニタリング・調査による実測データ、解析による成果およびそれらから明らかになった知識を、科学的な裏付けに基づいた情報として随時更新・提示します。これにより、避難指示解除や帰還に関する自治体の計画立案、被ばく低減のための合理的な安全対策の検討に役立てていきます。



問合せ先

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 福島廃炉安全工学研究所

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