運搬機械及び運搬経路の選定

 除染実施対象地区内に仮置きや現場保管をするための仮置場もしくは現場保管場がある場合は,除去物が発生次第,随時運搬を行うために,小型のダンプトラック(積載重量4トン)やクローラダンプ等を用いることとしました。一方,仮置場/現場保管場が除染実施対象地区外にある場合は,除染実施対象地区内に除去物の一時集積場を設けるとともに,一定量蓄積された時点で,大量の除去物を効率的に運搬できるよう,ダンプトラック(積載重量10トン)を用いることとしました。

 運搬経路や運搬時間帯は,まず,関係自治体及び地元住民等の意向を尊重しつつ,ダンプトラックが通行可能な幅員を有する運搬距離のできるだけ短い経路を選択することとしました。その際,運搬に支障をきたすような交通量がないか,震災による被害はないかについても注意して選択を行いました。