除去植物の堆肥化

 本試験は広野町において実施しました。植物を減容化する方法として,簡易で安価な方法として堆肥化があげられ,堆肥化は微生物によって易分解の有機物を消費し,二酸化炭素にしますが,このことにより仮置中の自然発火を防止することができます。

試験では,フレキシブルコンテナ(2トン袋)に枯れ葉等の有機物を充填し,堆肥化促進剤として無機窒素肥料及びヒートコンポを添加しました。また,堆肥化に適したpHとするために,消石灰を添加し,堆肥化促進のために,空気をポンプで送気して堆肥化することによる減容の程度を測定・評価しました。

 本試験における減容率は,条件の良いもので16%~32%(試験期間約1ヶ月間)となりました。堆肥化試験概要を図1に示します。

堆肥化試験概要
図1 堆肥化試験概要