グラウンドにおける放射性物質の付着・残留状況

【除染モデル実証事業編】報告書 2.4.2(1)⑤章“総合評価”より

 プールにおける除染方法“高圧水洗浄”の,本事業における歩掛・作業性等の実績を以下に示します。なお,除染方法のコスト及び歩掛の評価方法については下記を参照下さい。

除染方法のコスト及び歩掛の評価について

除染手法

プール

高圧水洗浄

低減率

60~90%程度

除去物発生量

10袋/ha

二次汚染

除染水回収(ほとんど無し)

コスト評価

80万円/式

施工スピード

280m2/日

歩掛

6人/日

適用性

プール

高圧水洗浄は高い除染効果が得られたが,放射性物質の付着量はプール漕よりもプールサイドの方が多い。プールサイドにおいては60%程度の低減率であった。

広大芝生

両者を比較すると,剥ぎ取り厚さの一定の調整が容易であり施工スピードの速いターフストリッパーを選定することが望ましい。バックホウは薄層で剥ぎ取ることが困難であるため,除去物の量は相対的に多かった。