研究開発成果

日本エアロゾル学会「井伊谷賞」を受賞

 2026年8月27日、第43回エアロゾル科学・技術研究討論会において、福島廃炉安全工学研究所の坪田 陽一 研究主幹が、日本エアロゾル学会の「井伊谷賞」を受賞しました。
 受賞対象となった発表は、「使い捨て多段モジュール型エアロゾル分級・計測システム『μSPLIT』」です。
 μSPLITは、空気中に浮遊する微粒子(エアロゾル)を粒径ごとに分けて計測するための小型デバイスです。3Dプリンターを活用して製作したモジュールを組み合わせることで、目的に応じた多段の粒径分級を可能とするとともに、「低コストで交換可能な『使い捨て型』」という新しいエアロゾル計測のあり方を提案しています。
 井伊谷賞は、完成された研究成果だけではなく、萌芽的な研究、新しい分野の開拓、未来志向のアイデアなど、エアロゾル研究の新たな可能性を示す発表を評価するユニークな賞です。
 今回の受賞では、μSPLITの技術的な新規性に加え、エアロゾル計測の新しい方向性を提示した点が評価されました。
 今後は、福島第一原子力発電所の廃止措置における放射性エアロゾルの計測をはじめ、作業環境や大気環境など、幅広い分野への応用を目指して研究開発を進めていきます。


  

研究者情報「researchmap」

 ・坪田 陽一