研究開発成果
「一般社団法人 日本機械学会 動力エネルギーシステム部門 優秀講演表彰」を受賞
CLADS の坪田陽一 研究主幹が、一般社団法人 日本機械学会 動力エネルギーシステム部門より「優秀講演表彰」を受賞しました。
本賞は、日本機械学会 動力エネルギーシステム部門が主催・共催する研究発表において、独創性の極めて高い優秀な講演を行った発表者を表彰するものです。
今回の受賞は、2024年10月に開催された「福島第一廃炉研究国際会議2024(FDR2024)」において発表された、以下の講演に対して授与されたものです。
対象講演: 「Elemental Analysis and Radioactivity Evaluation of Aerosols Generated during Heating of Simulated Fuel Debris in the URASOL Project」
この講演では、福島第一原子力発電所(1F)から燃料デブリを安全に取り出すために不可欠な、デブリ切断時に発生する放射性エアロゾル(浮遊粒子)の定量的評価について報告しました。研究では、ウラン含有模擬燃料デブリを作製し、それを加熱した際に発生するエアロゾルの物理的・化学的特性を評価しました。
その結果に基づき、実際の燃料デブリを切断した場合に生成されるエアロゾルの同位体組成と放射能を推定しており、今後、燃料デブリ取り出し作業における安全対策や放射線防護策を評価・立案する上での、重要な基礎データとなるものです。
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