研究開発成果

「日本原子力学会及びTaylor & Francis社<JNST Most Popular Article Award>」を受賞

CLADS 佐藤優樹 研究主席が「JNST Most Popular Article Award」を受賞しました。

本賞は、日本原子力学会の英文論文誌Journal of Nuclear Science and Technologyの専門誌としての評価向上に貢献した論文を顕彰することを目的とし、出版社Taylor & Francis社の支援のもと創設されました。

今回の受賞は、2023年 Volume 60に掲載した論文のうち、ダウンロード数が顕著だった論文に授与されたものです。

この論文では、コンプトンカメラ、サーベイメータ及び3次元測域センサの組み合わせからなる統合型放射線イメージングシステム(iRIS)を構築し、福島第一原子力発電所(1F)2号機非常用ガス処理系(SGTS)室内においてシステムの実証試験を実施しました。試験では、放射能汚染が高濃度に蓄積した機器付近において線量率をマッピングするとともに、当該機器における高濃度汚染箇所を可視化することに成功しました。

その後、本システムはロボットと統合され、1F1号機原子炉建屋内における遠隔での放射能汚染調査を実証するなど、進化を遂げています(参考情報参照)。


  


▽論文情報
https://doi.org/10.1080/00223131.2022.2159894


▽参考情報
https://doi.org/10.1080/00223131.2023.2282551

  


研究者情報「researchmap」

 ・佐藤 優樹