研究開発成果
「カイゼングランプリ 社長賞」を受賞
CLADSの阿部 文明技術員と川端 邦明主任研究員が「世界の叡知を結集!デジタルモックアップで廃炉を完遂!DXのトップランナーへ!社長賞」を受賞しました。
東京電力ホールディングス株式会社(以下、東京電力)では、稼ぐ力を向上させるためにカイゼン活動を推進しており、「カイゼングランプリ」と呼ばれるコンペティションが毎年開催されています。カイゼン活動とは、業務の無駄を省いたり、効率化をしたりと既存業務をより良くする活動と定義されています。
本件は、阿部技術員と川端主任研究員が参画する「廃炉作業に関わる作業員の被ばく低減等の安全確保や効果的な遠隔操作作業を実現するためにデジタル空間上で事前検証・シミュレーションや作業計画立案等を実施するための基盤となる『Digital Mock-Up(以下、DMU)技術の導入と活用』」において取り組んだカイゼン内容が、カイゼングランプリの「社長賞」を受賞したものです。
DMUは2021年度から2023年度にかけて東京電力・英国原子力公社(UKAEA)が共同で開発を実施したシステムです。東京電力は2024年度から福島第一原子力発電所内で行われる作業にDMUの導入を検討しており、阿部技術員と川端主任研究員は2024年度より受託研究の一環として本プロジェクトに参画しています。2025年度も東京電力から受託研究として継続いただくことが確定しています。
本プロジェクトを通じて、廃炉作業に携わる皆様の安全を支え、作業の効率化に貢献していきたいと考えています。
