研究開発成果
「東北分析化学奨励賞」を受賞
英知事業「化学計測技術とインフォマティックスを融合したデブリ性状把握手法の開発とタイアップ型人材育成」の特別研究生※としてJAEA CLADS 環境影響研究ディビジョンで活動されている柳澤華代さん(福島大学)が、
分析化学の発展に寄与する研究成果により、将来の発展が期待される若手の研究者に与えられる日本分析化学会東北支部 東北分析化学奨励賞を受賞しました。
柳澤さんの研究は、レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析法による分析の課題に対して安定同位体希釈法を基盤とする新たな微量元素の直接定量および定量マッピング分析を開発したもので、
分析化学の発展に貢献したものとして高く評価されました。
※特別研究生:原子力分野の研究者及び技術者の資質向上を目的とした人材育成の一環として、JAEAの研究計画に定められた研究テーマを遂行する学生。
※本研究に関する情報は、下記URLからご覧いただけます。
▽JOPSS
「固体試料における微量元素の定量イメージングに向けた同位体希釈レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析法の開発」
「オンライン固相抽出誘導結合プラズマ質量分析装置とSr-88/Sr-86同位体希釈法によるSr-90の定量」
▽SPRINGER LINK
「Sensitivity enhancement in inductively coupled plasma mass spectrometry using nebulization methods via nitrogen mixed gas effect」