研究開発成果

「IEEE NPSS<Student Paper Award>」
「応用物理学会 放射線分科会<学生講演奨励賞>」を受賞

廃炉環境国際共同研究センター(CLADS)の職員、北山佳治が「Experimental Evaluation of a Novel 4 pi Field of View Gamma-ray Imaging(ガンマ線三次元影を用いた全方向イメージング技術の検討)」の研究で、「IEEE NPSS<Student Paper Award>」及び「応用物理学会 放射線分科会<学生講演奨励賞>」を受賞しました。

IEEE NPSSという国際会議は世界最大の放射線系国際会議であり、学生賞は大きな名誉です。
学生賞の発表はクロージングセレモニーの一番のイベントで、毎年盛り上がります。
また、応用物理学会放射線分科会からも、放射線に関する研究について、優秀な講演であると表彰されました。

北山職員「IEEE NPSSのStudent Paper Awardを受賞することができ、私の研究が国際的に評価されたことを非常に誇りに思います。 まだ学ぶべきことがたくさんありますが、この受賞を励みに、原子核およびプラズマ科学分野へのさらなる貢献を目指していきたいと思います。」

受賞に至った経緯
この研究テーマは現在3年目に入っており、初年度には理論の構築に取り組みました。
2年目には、計算による実現可能性の検討を行い、その成果は応用物理学会の学生講演奨励賞を受賞しました。
3年目では、プロトタイプの製作と実験による理論の検証を進めており、この功績がIEEEのStudent Paper Awardを受賞するに至りました。

これまでの研究成果は、論文としても発表されています。
第1の論文「Gamma-ray imaging using three-dimensional shadow images created by coded solid (RADIATION DETECTORS AND THEIR USES, 2023, 46-53)」はKEKから出版されています。
第2の論文は応用物理学会受賞の内容であり、現在査読中です。
さらに、IEEE受賞の内容に基づく第3の論文も執筆中です。


IEEE NPSS Student Paper Award
受賞の様子
開発したガンマカメラでの撮影
研究者情報「researchmap」


 ・北山 佳治