Topics福島
トピックスふくしま No.131
2026.10.15
小高産業技術高等学校講義実習
福島廃炉安全工学研究所では、原子力や放射線について皆さまに身近に感じてもらえるよう、出張講座を開催しています。9月4日には、小高産業技術高等学校産業革新科1年生の皆さんを対象に、放射線に関する講座を行いました。同校での開催は今回で5回目となります。
1.講座の内容
前半は座学として講義を受けていただきました。後半の実習では、実際にGMサーベイメータ(放射線量を測定する機器)で標本試料を測定し、自然界に存在するさまざまな物質には放射性物質が含まれており、放射線を出していることを体験的に学んでいただきました。
2.講義と実習 講義(前半) まずは座学で、福島廃炉安全工学研究所の仕事や廃炉環境国際共同研究センター環境モニタリングGr.の活動を紹介しました。その中で放射線の基礎知識や、さまざまな放射能・放射線の測定装置についてもわかりやすくお話し、理解を深めていただきました。
講義(後半) 続いて、実際にGMサーベイメータを使って、身近なものからどの程度の放射線が出ているのかを測定してもらいました。
(1) 標本試料を用いた放射線測定 (2) 距離と遮へいによる放射線量の変化の測定 (3) 班ごとの感想発表 3.まとめ 今回の講義・実習では、放射線に関する基礎知識の習得に加え、実際の測定体験を通じて、自然界に存在する放射線や放射線防護の考え方・必要性について理解を深めていただきました。
①講義
②実習・質疑応答
▶放射線を測定する
▶線源からの距離と放射線の量の関係を測定し、グラフ化
▶放射線を様々な材料で遮る
▶グループ毎の発表
まずは班に分かれて、御影石・こんぶ・肥料・マントル(オイルランタンの燃焼部)などの標本を測定。数値として確認することで、自然界にも放射性物質が存在していることを学んでいただきました。
次に、放射線源からの距離を変えたり、放射線を遮る「遮へい物」を置いたりして放射線量がどのように変わるかを測定しました。測定結果はグラフにまとめ、皆で見比べながら「距離」や遮へい物」により放射線量が低減することを学びました。
最後に、今回の体験を振り返って感想を班ごとに発表してもらいました。「自然界にも放射線があることが分かった」「距離や遮へいによって放射線量が変化することを実感できた」という気づきが出て、講義と実習が放射線の理解にとても有意義な時間になったようです。
みんなで記念撮影
福島廃炉安全工学研究所では、福島県内の学校等への出張講座を通じて、次世代を担う若い世代への科学教育や人材育成に貢献するとともに、原子力や放射線に関する正しい知識を学んでいただくことによる理解促進に取り組んでまいります
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No.130福島の森の今を知る -放射線モニタリングの取組- |
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