さいえんす・すてーしょん

2026.6.30


理科実験 分子 キッズ博士のたいけんラボ



 色が染まるふしぎな科学!


白いハンカチを、色のついた水につけるだけで、きれいな色に変わります。
しかも、洗ってもすぐには落ちません。
この「色が中まで染みこんで落ちにくくなる」しくみを、染色(せんしょく)といいます。
ハンカチの布の中で何か起きているのか、いっしょに見てみましょう。



1.分子がつなぐ色のひみつ


・布も色水も、とても小さな「分子」という見えない粒(つぶ)でできています。

・分子は、いつも見えない速さで動いています。

・ハンカチの布には糸のすき間がたくさんあり、そのすき間に、色の分子が水といっしょに入りこんでいきます。

・色の分子が布にくっつくと、色が落ちにくくなります。

折ったり、しばったりすると…
布を強く折ったり、しばったりすると、すき間がなくなって色が入りにくい所ができます。そのため、その部分が白く残り、色の分子が布にくっついた部分にはうずまきのようなもようや花の形などができます。

色の分子はそれぞれちがう
青の分子、赤の分子、黄色の分子が混ざると、新しい色が生まれます。

例えば…
・青+黄色→緑


・赤+青→ むらさき

布はたくさんの細い糸でできています。
その糸の中に色の分子が入りこんで、ぎゅっとつかまるようになります。

2.なぜ色は落ちにくいの?


染色は「色の分子」と「布の分子」が仲良く結びつくことで起こります。
表面だけについていると、水で洗うとすぐに落ちてしまいますが、染色には次のような工夫があります。

・「熱」や結びつきを助ける「特別な液体」を使う。
「熱」を加えると布の分子も色の分子もより活発に動き、しっかり結びつく回数が増えます。
「特別な液体」を使うことによって、布の分子と色の分子の間に入って、のりのように2つをつなぐ働きをして、結びつきを強くします。

だから、洗っても全部は落ちません。
ただし、長く使ったり、何回も洗うと、こすれたり水で流されたりして、色が少しずつうすくなることがあります。

イメージすると

・ペイント→表面に「ポン」と乗っている状態

・染色した色→布の中まで入り込み、「手をつないで」いる状態

3.キットでハンカチを染めてみよう


日本では昔から、「藍(あい)」という植物からできた青い色で布を染める「藍染め」や、玉ねぎの皮やお茶など身近なものから色を取って染める「草木染め」があります。
これらも、色の分子が布にくっつく仕組みを利用しています。
また、染色を簡単に体験できるキットもあり、自分だけのもようをつくることができます。

タイダイ染めの基本

タイダイとは?

→英語の「タイ(しばる)」と「ダイ(染める)」を合わせた言葉で、布をひもやゴムで部分的にしばってから染めます。日本では「絞(しぼ)り染め」とほぼ同じ意味で使われます。

キットを使ってタイダイ染めをした様子を下にまとめました。


①染料液をつくり、丸めた布を輪ゴムでとめる

②色が入りやすくなる特別な液体を染みこませる

③布に①で作った色を入れる

④しばらく放置したあと水洗いする

⑤沸騰(ふっとう)させたお湯に色をきれいにして落ちないようにする特別な液体を入れる

⑥特別な液を入れたところから取り出して色が出なくなるまで水洗いする

⑦乾燥(かんそう)させて、でき上がり!

さあ、みんなも自分だけの色と模様を作って、ふしぎな科学を体験してみよう!

4.まとめ


✔ 布も色も小さな分子でできている。
✔ 染色は、色の分子が布の分子にくっついて色が定着すること。
✔ 熱や特別な液体を使うと、色が布の中まで入り込み、より仲良く結びつく。

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