さいえんす・すてーしょん
2022.12.12
放射線ってなんだろう?
~小さな小さな原子の世界のふしぎ~
放射線の正体をつきとめるためには、原子という小さな「つぶ」について知る必要があります。
原子と放射線について、ロボ博士たちと一緒に学びましょう!
すべてのものは小さな「つぶ」でできている!? 地球も、宇宙も、水も、植物も、鉱物もワシたちのからだも、こまかく分けていくとみんな小さな「つぶ」に分解できるのじゃ。 えー!? その通り! でも、そんな「つぶ」見たことないよ? 原子はとーっても小さくて、ワシたちの目ではもちろん、普通の顕微鏡を使っても見えないのじゃ。
ナノって聞いたことはあるような……。 1ナノメートルは1メートルの10億分の1だから、0.1ナノメートルは100億分の1となるぞ。
すっごく小さくなっちゃった! そう、原子は本当にとっても小さいんだ。 生きものも、そうじゃないものもみんな同じ「つぶ」でできているなんて、とってもふしぎで、ワクワクするね! 原子のなかにもつぶがある!? ここで原子をさらに拡大して見てみよう。
あれ、原子の中にももっと小さな「つぶ」があるよ? 「原子」が集まってすべてのものはできているけれど、その原子のなかにも陽子や中性子、電子と呼ばれるもっと小さなつぶがあるのだよ。 原子核はつぶが集まっているのに、原子よりもずっと小さいんだ。 つぶのかたまりである「原子核」は小さいけど、陽子と中性子の組み合わせによって、原子はさまざまな性質に変化するのじゃ。 原子核は不安定!? 実は、原子核はいつも落ち着いているわけではなく、不安定なときもあるのだ。 不安定な時もあるなんて、生きものみたいだね。 まさにその通りで、生きものが泣いたり怒ったりして落ち着こうとするように、原子は陽子や中性子、電子やエネルギーを出して、なんとか落ち着いた状態に戻ろうとするのじゃ。 落ち着いた状態:陽子と中性子の数がちょうどいい状態 エネルギーを出す……?もしかして! そう、この放出されたエネルギーが放射線なのだ! まとめ ✔ すべてのものは「原子」という、とても小さなつぶでできている。
みんな同じ「つぶ」でできているの?
この小さな「つぶ」のことを「原子」と呼んでいるぞ。
自分のからだをジーっと見ても見つからないよ。
どれくらい小さいのかというと……
100億分の1がどれくらいの小ささになるか、地球の大きさで計算してみよう。
原子は1メートルの100億分の1だから……?
うーん、想像もできないくらい小さいなぁ。
この小さな「つぶ」ですべてのものができているのは、とってもふしぎなことだと思わないかね?
✔ 原子はとっても小さい。
✔ 原子核は不安定な時、「放射線」を出して落ち着いた状態に戻ろうとする。
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