更新情報

令和4年9月30日
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
福島研究開発部門
大熊分析・研究センター


放射性物質分析・研究施設第1棟の分析作業開始について


 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(以下「JAEA」)の放射性物質分析・研究施設第1棟(以下「第1棟」)は、東京電力ホールディングス株式会社(以下「東京電力」) の福島第一原子力発電所(以下「1F」)で発生した低線量(1mSv/h以下)及び中線量(1mSv/h~1Sv/h以下)の固体廃棄物の分析及びALPS処理水の第三者分析を実施する施設です。
 本施設は、JAEAが設計・建設、運営(分析実務及び施設運用)、保安活動について責任をもって行います。 原子炉等規制法上の取扱いとしましては、特定原子力施設の一部であるため、東京電力が実施計画を策定し、保安に関する統括管理を行います。


 この第1棟については、本年6月24日に竣工し試験運転・分析準備(管理区域等設定準備)を進めて参りましたところ、10月1日に、特定原子力施設の一部として管理区域等を設定し、 以後放射性物質を用いた分析作業を開始致します。
 作業開始後は分析方法の妥当性確認等を進め、ALPS処理水の第三者分析に関しては、2022年度内に信頼性の高い分析・測定を行うことができるよう準備を進めて参ります。


【概要はこちら】

 「放射性物質分析・研究施設第1棟の分析作業開始について」
 (令和4年9月29日「廃炉・汚染水・処理水対策チーム会合/事務局会議(第106回)」にて公表)