ALPS処理水の第三者分析

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JAEAの第三者分析

(出典:経済産業省広報資料より)

分析結果

分析1:2025年1月14日にK4タンクC群から採取したALPS処理水の分析結果


トリチウム以外の核種の分析

海水で希釈前のALPS処理水を分析した結果、トリチウム以外の核種(対象30核種[参考])は、規制基準(告示濃度比総和が1)未満であることを確認しました。


告示濃度比総和 0.072 < 1 (1未満)

また、トリチウム以外の核種(対象38核種[参考])は、有意に存在しないことを確認しました。


トリチウムの分析

海水で希釈前のALPS処理水中のトリチウム濃度は31万Bq/Lと評価しました。

核種分析値
[Bq/L]
不確かさ(k=2)※1
[Bq/L]
トリチウム31万±2.7万

なお、海洋放出時は東京電力HDにより、トリチウムの濃度が1,500Bq/L(告示濃度の40分の1)未満となるよう海水で希釈されます。



※1「不確かさ」は、分析値のばらつきの程度を表します。

詳しくはこちらを参照ください。

※2 告示濃度(6万Bq/L)は、『その濃度の水を、生まれてから70歳になるまで毎日約2リットル飲み続けた場合に、平均の線量率が1年あたり1mSvに達する濃度』に設定されています。

※3 WHO飲料水ガイドライン(第4版)ガイダンスレベル(1万Bq/L)は、『その濃度の水を飲料水として、1年間飲み続けた場合に、個人線量が0.1mSvになる濃度』に設定されています。

分析結果の詳細はこちら

分析2:2025年3月10日に採取した放水立坑水の分析結果


海水で大幅希釈後のトリチウムの分析

海水希釈後のALPS処理水のトリチウム濃度は 150 Bq/Lであることを確認しました。

海水希釈後の処理水分析結果の詳細はこちら

参考:ALPS処理水第三者分析の対象核種一覧


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