仮置場の維持管理状況

　除去物の定置及び覆土等の設置後の保管開始時に，仮置場の放射線の遮へいや放射性物質の閉じこめが機能していることの確認結果を表1にまとめます（表中の結果は，現場保管場のものを含みます）。あわせて防火対策に係るモニタリングも実施しました。

　これらの結果から，いずれの仮置場でも保管開始時の空間線量率は，保管開始前と比較して低減していることが確認できました。また，浸出水及び地下水中の放射能濃度は，検出限界値もしくは排水基準値を下回りました。一部の地区において，最大25Bq/kg程度の放射性セシウムが検出されましたが，これは，この採水された地下水に濁りが認められていることから，井戸掘削時に汚染された表土が混入したことによるものと考えられます。

　防火対策に係るモニタリングに関しましても，火災発生が疑われるような高温，及び高濃度の一酸化炭素，二酸化炭素の発生がなく，安全性には問題ないことを確認しています。