モニタリング計画

 モニタリング計画は,作業の各段階(除染前・除染中・除染後,仮置場等設置前・設置中・設置後)で行われるモニタリング作業について記載します。

 計画策定に当たっては,以下の点を考慮することが重要です。

  • 事前に自治体等と調整した範囲がモニタリング範囲と相違がないことを写真,地図等で関係者間にて情報共有をしておきます。
  • 私有地への立ち入りが必要な場合,および,土壌・草木・水等の試料採取が必要な場合は,あらかじめ地権者に了解をとっておかなければなりません。なお,立ち入りの了解が得られない場合の対応策,別案についても協議し定めておくことが必要です。
  • 農地,特に圃場を対象とする場合には,湿潤状態も放射線量分布や除染の作業性に大きく影響することから,湿潤状態や排水性,排水口などをチェックしておくことが必要です。また冬期間では,積雪や土壌の凍結の影響等を考慮しておかなければなりません。
  • 林地が隣接するエリアを対象とする場合も多いことから,樹木の種類,高さ密集の程度などもチェックしておくことが肝要です。