放射性物質・空間線量率Radioactivity and Air Dose Rate
(2016年 更新)
Q空間線量率の分布状況は時間とともにどのように変わってきましたか。
A空間線量率や放射性セシウムの土壌沈着量は、時間とともに減少してきました。森林以外の地域では、空間線量率は半減期による減衰に比べて顕著に早く減少してきています。


図1 走行サーベイより測定した空間線量率分布の変化

図2 平均的な空間線量率の経時変化の様子
- 走行サーベイで測定した道路上の空間線量率は、撹乱のない平坦地上の空間線量率に比べて早く減少してきました。
- 撹乱のない平坦地では水平方向の放射性セシウムの動きは遅いのに対し、道路やその周辺に沈着した放射性セシウムは移動し易いことが原因と考えられます。
(原子力機構が平成26年度原子力規制庁の委託業務を実施する中で得た知見をもとに作成)
Q 放射線の減少にはどのような特徴がありますか。土地利用状況や人間活動等の影響はありますか。
Q 平坦な土地において、空間線量率にはどのくらいの範囲の放射性セシウムが影響していますか。【解析事例】