放射性物質・空間線量率Radioactivity and Air Dose Rate

(2014年 更新)

将来の生活圏の空間線量率がどのように減衰するのか予測できますか。

これまでの調査・モニタリングで得た様々な場所・状況における空間線量率の測定データから、変化の特徴を捉えることにより、将来の予測を行っています。

  • チョルノービリ(チェルノブイリ)事故等の知見から得られた経験式を用いて予測を行いました。空間線量率の減衰傾向を、2つの指数関数の組合せ(減衰の早い成分と遅い成分)で近似した経験式使用しました。
  • 過去の空間線量率測定データの解析から100m四方ごとに適切なパラメータを決定し、100mメッシュごとの予測を行いました。
  • 土地の利用状況や人間活動による変化傾向の違いを考慮し、30年後までの空間線量率分布マップを作成しました。

図1 空間線量率の予測の流れ

図2 80km圏内の空間線量率の予測図
(2011年3月15日から30年後)