福島リサーチカンファレンス

2019年度第3回福島リサーチカンファレンス(FRC)

原子力水素安全に関するワークショップ2019を開催

 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 廃炉国際共同研究センター(CLADS)では、令和元年10月17日(木)と18日(金)に、福島県双葉郡富岡町「ホテル蓬人館」において、令和元年度第3回福島リサーチカンファレンス(FRC)として、「原子力水素安全に関するワークショップ2019」を開催しました。

 福島第一原子力発電所の廃炉に向けて、燃料デブリなどの含水放射性廃棄物の長期保管を行う際に、廃棄物保管容器内で放射線水分解などによって発生した水素が容器内に拡散・滞留し、着火すると燃焼・爆発に至るため、これら一連の挙動の結果を通して容器壁への影響などを評価する必要があります。水素挙動の評価の重要性は認識されていますが、今後、燃料デブリなどの取り出しや輸送・貯蔵を行う上で、このような水素安全の検討はさらに重要となります。

 本カンファレンスでは、水素安全を主題に、国内外の原子力水素安全に係わる専門家が、我が国及び海外での取り組みの状況や最新の研究成果を紹介し、意見交換を行いました。また、国内外の学生・若手の研究交流を目的に6件のポスター発表を開催し、討論を行いました。

 初日の10月17日(木)は、原子力全般に亘る水素安全の基調講演と国内外の専門家による水素安全に関する各国の取り組み状況の紹介を行い、翌日の10月18日(金)は技術セッションとして、水素拡散等の解析的及び実験的研究、再結合触媒器を用いた水素濃度緩和技術、水素燃焼に関する最新の研究成果の発表が行われました。ポスターセッションでは、国内外のシニア・中堅・若手が活発に交流した姿を公開しました。

 参加者は、17日は、海外から5名(フランス2名、ドイツ2名、フィンランド1名)、国内から40名(大学、企業、IRID、原子力機構、など)、最終的には、45名となり盛況でした。

集合写真

集合写真

ワークショップの様子
ワークショップの様子

ワークショップの様子