「放射性物質の動き(森林)」に係る用語集 「土壌」

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A0層(落葉層)

落葉や落枝とその腐朽途中の有機物からなる。灰色や黒色を呈する.腐朽の程度により、リター層(L層)、F層、H層に細分される。堆積有機質層あるいは堆積腐植層ともいう。

A0層は、有機物の分解の程度の相違により、以下のように区分されます。

  • リター層(L層): 最も地表面に位置し、新鮮ないし殆ど分解されていない落葉・落枝などからなる層。Oi層とも言う。
  • F層: L層の下に位置し、落葉・落枝などが、ある程度細かく分解され原形は失われているものの、肉眼で元の組織が認められる層。Oe層とも言う。
  • H層: 肉眼ではもとの組織が判別ができない程にまで分解が進んだ層。Oa層とも言う。

A層

A0層の下位にあり、腐植に富み膨潤で柔らかく、密度が小さい。植物の細根に富み、微生物や土壌動物の活動が活発。黒褐色を呈することが多い。土壌が小さな団子状(団粒)を呈する場合が多い。鉱質土層(無機質土層)の最表層。

B層

A層の下位にあり、明るい色調で腐植が少ない鉱質土層。A層から溶脱した鉄や腐植が蓄積する土壌もある。褐色森林土の場合は明るい褐色を呈する。

C層

岩石の礫が多く、土壌の母岩である基盤岩の性質が強く残る。土壌の生成作用はあまり受けていない。

参考文献

1) 森林土壌学概論(博友社、1989年)

2) 土壌調査ハンドブック改訂版(博友社、1997)

3) Earth Surface Processes, Landforms and Sediment Deposits(Cambridge University Press、2008年)

4) 森のバランス(東海大学出版会、2012年)

5) 造林学第四版(朝倉書店、2016年)