Q4-3-1
海産種の放射性セシウム濃度はどう変化しているのか。

福島県の海産種は、時間の経過とともに放射性セシウム濃度が低下しています。これは、海水の放射性セシウム濃度が低下したためと考えられますが、底生魚類については、底質中の放射性セシウム濃度が低下した影響も考えられます。

  • 海産種は、取り込んだ放射性セシウムや他のミネラル分を速やかに排出しようとする機能が働くため、海水中の放射性セシウムの濃度が低下すれば、徐々に海産種中の濃度も低下します。
  • 底生魚類中の放射性セシウム濃度は、底質中(右上図中では「海底堆積物」)の濃度と同様の減少傾向を示しており、その影響を受けている可能性も考えられます。

福島県の海産種の検査結果
(3か月毎の100 Bq/kgを超える検体数と割合の推移)

出典:水産庁「水産物の放射性物質調査の結果について」(平成31年1月7日更新)

海底堆積物と底生魚類中の
放射性セシウム濃度の経時変化の比較

出典: (上図)乙坂,2013, Isotope News, No.710, 12-15., Otosaka and Kobayashi, 2013, Environ Monit Assess 185, 5419–5433を改変(下図)水産庁「水産物の放射性物質調査の結果について」(平成27年10月16日更新)のデータから調査対象海域・期間の結果を抽出したもの