Q4-1-6-(2)
雨が降ると、河川水中の放射性セシウム濃度は増加するのではないか。<ダムの有無と濃度変化の関係>

上流にダムがある河川では、ない河川に比べて、高水時懸濁態放射性セシウム濃度があまり上昇しないという特徴があります。

2014年10月14日、2015年7月16日の高水時における請戸川(請戸川橋)および高瀬川(高瀬橋)の濁度変化
(:右表観測時間)

  • 福島県内の河川調査の結果、ダムがある請戸川では、台風等の高水時(左図で濁度が高くなっている時)でも上流からの土砂の流入が抑制されるため、浮遊懸濁物質濃度が低く、懸濁態放射性セシウム(137Cs)濃度もあまり高くなりません(平常時は請戸川で0.1∼0.2 Bq/L、高瀬川で0.02∼0.05 Bq/L)。
  • ダムのある請戸川の方が、ダムのない高瀬川より浮遊懸濁物質濃度が一桁低いため、浮遊懸濁物質1kg当たりの懸濁態放射性セシウム(137Cs)濃度が高くても、河川水1リットル当たりの懸濁態放射性セシウム(137Cs)濃度は両河川でほぼ同じです。
観測日 2014年10月14日 2015年7月16日
観測地点 請戸川
(請戸橋)
高瀬川
(高瀬橋)
請戸川
(請戸橋)
高瀬川
(高瀬橋)
浮遊懸濁物質濃度 (mg/L) 24 233 113 1470
浮遊懸濁物質1kgあたりの
懸濁態137Cs濃度 (kBq/kg)
92 9.0 65 6.8
懸濁態137Cs濃度 (Bq/L) 2.2 2.1 7.7 10