Q3-1-4 (5)
雨が降ると、森林から放射性セシウムは土砂とともに流出するのではないか。
<土砂流出の抑制技術>

土砂が流出しやすい環境(下層植生が乏しい等)において、放射性セシウムを含む微細土壌粒子の流出を防止する技術の検討を行っています。

  • 福島県川内村の調査事例において、傾斜地の微細土壌粒子の流出防止技術について6種の工法を比較検討しています。
  • 川内村の調査事例において、工法ごとに、環境安全性・経済性・施工性・自然融和性(生分解や劣化するなどして 現地に残らないこと)・固定化力(耐候性を有し土壌の流出を防止する性能)について検討した結果、現在のところ次の知見が得られています。

川内村貝の坂地区に設置した表土固定化試験の実施状況

各工法(製品名)の特徴比較

工法名 マグストップ クリコート ポリイオンコンプレックス M&Dガード工法 種子吹付け工法 ワイヤーストロー
環境安全性
経済性
施工性 △* △* △* △*
自然融和性
固定化力 現在各観測枡に流入した土壌を採取し土壌の量やセシウム吸着量を評価中
  • 環境安全性:6種の工法が自生動植物に影響を与えないことを確認
  • 経済性:種子吹付け工法が最も安価で、ワイヤーストロー法が最も高価
  • 施工性:ポリイオンコンプレックス、ワイヤーストローは重機が不要、後者は工具も不要という点で有利(※の工法は散布機が必要)
  • 自然融和性:6種とも良好
  • 固定化力性:必要に応じ、一定期間経過後に再度土壌を採取