Q2-4-2
年齢、性別、人種や体格差によって個人の外部被ばく線量は異なるのか。

一般に、体のサイズが小さくなると、体自身による放射線に対する遮蔽効果が小さくなるため、外部被ばく線量が大きくなります。
シミュレーションによりこの影響の程度が明らかにされてきました。

成人と0歳児の被ばく線量の違い

地表面に沈着した線源に対するシミュレーション結果

(Saito 他)

  • 年齢別の被ばく線量評価を行うことが可能です。
  • 実効線量は元々、平均的な体格を持った西欧人成人男女の平均的な被ばく線量として定義されています。
  • この定義を他の人間にも適応して実効線量と体格の関係が調べられてきました。
  • 被ばく線量に一番大きな影響を与えるのは年齢による体のサイズの違いです。このため、年齢別の線量換算係数が用意されてきています。
  • 個人線量計による測定値は、体のサイズによる被ばく線量の違いを反映した値になっています。
  • 性別、人種、個人の体格差による被ばく線量の違いは、それ程大きくないことが確かめられています。

参考文献

1) Saito, K. et al, Ambient dose equivalent conversion coefficients for radionuclides exponentially distributed in the ground, Journal of Nuclear Science and Technology, vol.51, no.10, 2014, p.1274-1287.