Q1-5-1
放射性物質の分布状況の調査はどのような方法で行われてきたのか。

土壌に沈着した放射性核種の種類・濃度・深度分布などを調査するために、目的や状況に応じた調査方法を適用しています。

沈着量測定:
土壌表面の放射性核種の種類、沈着量の調査

(手法1) 土壌を採取し実験室で分析する方法 実験室でゲルマニウム半導体検出器により核種分析

・《特徴》放射性核種沈着量に加え、化学形態やそれが沈着している土壌の土質等の情報も得ることができます。

(手法2)可搬型ゲルマニウム半導体検出器を用いて現地で直接に測定する方法

・(特徴)試料を採取、運搬する必要が無く、放射性核種沈着量について測定点での平均的な値(代表値)が得られます。

深度分布調査:
土壌深さ方向の放射性セシウムの分布・移動状況を調査

・0.5∼数cm間隔の深さ毎に土壌を採取して分析を行います。異なる層の土壌が混ざらないように注意を払ってはぎ取るように採取します。

137Cs濃度と土壌深さとの関係

(原子力機構が平成26年度原子力規制庁の委託業務を実施する中で得た知見をもとに作成)

スクレーパープレートによる試料採取の様子

参考文献

1) 原子力規制委員会, “平成26年度東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の分布データの集約及び移行モデルの開発事業成果報告書”.